起業資金の準備方法を考える時には、個人事業主やフリーランスか、会社の設立か、起業方法を考えましょう。
起業方法によって制度や資金調達方法が変わります。
起業資金の調達方法とは?
起業には資金が必要です。
どんな調達方法を選びますか?
資金の調達方法によって個人やフリーランスでは使いにくいこともあります。
- 出資… ベンチャーキャピタル(VC)、エンジェル投資家など
- 個人借入… 銀行の個人ローンや知人からの借入など
- 補助金・助成金…国や自治体
- 融資… 制度融資、銀行や信用金庫、公庫
出資
VCやエンジェル投資家などの出資は、会社の設立で利用できます。
個人では、飲食店を作る時や物販ビジネスは利用しやすくなります。
個人ローン
金融機関のローンは個人事業主やフリーランスでも利用しやすいです。
補助金・助成金
会社の設立や飲食店を作る時に使います。
設立する住所の都道府県で制度を探しましょう。
制度融資
日本政策金融公庫の制度融資です。
会社の設立、個人事業主やフリーランスにかぎらず、利用できます。
事業計画書の書き方
これから行うビジネスについての説明を行うための資料です。
起業資金調達の時に金融機関などに見てもらい、自分の事業の良さや、資金を提供しても良いか、安全性を理解してもらいます。
事業概要
誰向けに、どのような商品・サービスを、どのように提供するか、おおよその事業内容がわかるようなまとめを記載します。
会社や経営者の概要
所在地や電話番号、問い合わせ先のメールアドレスやウェブサイトのURL、経営者の略歴などをできるだけ簡略に、過不足なく、事業を行う者として信頼を得るために必要なものを盛り込みます。
新規開業計画の場合は、事業への信用や理解のために、経営者のメッセージや経営理念、経営メンバーについても触れてあると良いでしょう。
事業(商品・サービス)の目的・内容(ビジネスモデル)
「事業概要」で述べた内容を受けて、ここでは事業の目的や内容を詳しく説明します。
事業の立ち上げの経緯や思いを盛り込みます。
どんなラインナップを展開しているのか、価格設定はどうなっているか、当社ならではの事業の特色・魅力は何かをまとめます。
市場・競合の分析
今後の市場の見通しや、競合他社の状況を分析して、新規参入者としての自社にも有利である部分を説明する項目です。
マーケティング戦略
具体的には、店舗を持つのか、インターネット上のみでの販売とするのか戦略を説明します。
知名度の低い状況においては、商品・サービスをどう営業し、顧客にアクセスしていくのか、どのように広告宣伝を行っていくのか、この2つが重要です。
財務計画
初期費用の総額やその調達方法、事業開始後の収支予想など、お金の計画を記載します。
また、事業を行うにあたり、売上がいくら見込め、仕入れや製造原価、人件費などのコストがいくらかかり、差し引き利益がどれだけ残るのかという本業の収支予想を行います。
そのうえで借りた資金をどう返済していくかを決定します。
プロジェクト管理
どういうスケジュールで、どのように軌道に乗せていくのか、軌道に乗った後はどうルーティーンとして回していくのかの流れを説明します。
タスク管理や、どの部署(誰)が責任を持って行うのかということ(役割分担)をはっきり記載します。
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