ブランド品を売りたい、ブランド品を高く売る方法を知りたいと思ったら、さまざまな売り方を比較・検討することが大切です。
ブランド品は、販売価格がもともと高額であるため、使わなくなった場合も損をしないように手放しましょう。
中古のブランド品の上手な売り方、有利な売り先をバッグや財布などの種類別、美品やジャンク品などのコンディション別に解説します。
ブランド品は中古でも高く売れる?
気に入って買ったブランド品も、使っているうちに飽きることや趣味に合わなくなることがあります。
使わなくなったブランド物のバッグや財布、靴やアクセサリーなどは、中古品として売却することで次に欲しいものを買う元手にしましょう。
ブランド品は、種類や状態などにもよりますが、中古品でも高く売れることもあります。
ただし、高く売るためにはどこで売るか、その商品に合った良い方法を選ぶことが重要です。
ブランド品はどこで売る?売却方法の種類と特徴
ブランド物の売却方法として主流なのは、以下5種類です。
それぞれの得意分野とできること、できないことを知って、販売先を選ぶヒントにしましょう。
リサイクルショップ
リサイクルショップとは、中古の商品の販売と買取を行う店です。
商品を持ち込むと、スタッフが商品の査定をして金額を決め、その金額で持ち主が売るかどうか判断します。
高額商品を扱う専門店や安いファッションアイテムなどを扱う総合リサイクルショップがあります。
総合リサイクルの店の場合、基本的な査定設備と一般的な査定の研修等はありますが、査定の精密さにはやや疑問が残る店もあります。
買取専門店
買取専門店は、業者間オークションなどの独自の販売ルートを持っており、自店では買取のみのサービスを行います。
スタッフは買取が仕事なので、比較的専門性が高く、査定に必要な知識や技能も高い傾向です。
ブランド物は偽物が出回ることもありますが、高い技術で商品を見極め、攻めた買取を可能にします。
そのため、総合リサイクルの店よりも高い査定額が提示されることも多くなります。
質屋
質屋は、もともと品物を担保として預ける代わりに現金を融資してくれる店です。
近年では、質屋でも商品の買取を行う店が増えてきました。
質屋では、商品を査定して金額を提示されるので、持ち主は質入れ(お金を借りる)か買取か選んで利用することになります。
もちろん、価格に納得できない場合には、査定のみでも問題ありません。
質入れは厳密には「売る」行為ではありませんが、中古品で現金を手に入れられるのは同じです。
フリマアプリ
フリマアプリは、ものを売りたい人と買いたい人が個人間売買できるアプリです。
売りたい人が出品した商品を、出品者の提示した値段で他の人が購入します。
(値下げ交渉できるシステムもあります)
要らなくなったブランド品を出している人も多いですが、リサイクルショップや質屋などの商品もあります。
個人間取引なので価格は出品者が自由に決められますが、買いたい人がいないと売れません。
オークションサイト
オークションサイトもフリマアプリ同様に個人間の取引ですが、オークション形式と即決のフリマ形式を選んで出品できます。
オークション形式では、任意の価格からスタートし、その後欲しい人が入札を行います。
入札が増えると価格は上がりますが、入札がないと売れません。
「入札されれば高値になるだろう」と目論んで安値で始めても、そのままの安値で落札されることもあります。
ブランド品の買取先のおすすめは?種類ごとにピッタリな方法を紹介
ブランド物のバッグや財布、ジュエリーや時計など、種類ごとに高値が付きやすい方法を探っていきましょう。
どこで売っても高値になるブランドもありますが、売り方次第で価格が大きく変わるものもあります。
また、どこで売っても高値になる場合でも最適な方法を選ぶことでより有利に売れるため、売り方選びは重要です。
ブランドジュエリー(アクセサリー)売るなら
ブランド品の中でも、特にアクセサリー類を売るなら、素材と証明書類の有無で売り先を選びたいもの。
金プラチナ商品は特に高値が付きやすいため、慎重に売り先を検討しましょう。
超ハイブランド以外でも、ゴールドやプラチナ、ダイヤモンドなどを使ったブランド品は高値の傾向です。
素材の価値自体も高いため、ある程度古くなっても価格が下がりません。
証明書付きのブランドジュエリーは個人間売買がおすすめ
証明書(ギャランティカード・鑑定書・宝石鑑別書など)があるブランドジュエリーは、個人間売買がおすすめです。
買う方も証明書によって信頼できるため、高値でもしっかりと買い手がつきます。
売る時のポイントは証明書付きを前面アピールすることと、刻印などをしっかり写真で見せることです。
※ジュエリーブランドだけでなく、ルイヴィトンやグッチ、シャネルなどでも取り扱っており、各ブランドごとに証明書等の付属品の有無は違います。
証明書なしの貴金属ジュエリーは専門店がおすすめ
証明書なしの貴金属ジュエリーは、買取専門店もしくはジュエリー・ブランド専門のリサイクルショップがおすすめです。
証明書がないと個人間売買では(偽物では?などの)警戒されることがあり、高値ではなかなか売れないことがあります。
証明書がなくても、刻印のみで売れるブランドもあるため一概には言えませんが、売れやすさは一番です。
とりあえず査定だけしてもらい、フリマやオークションサイトを見て相場を比較してから売り先を決めても◎。
関連記事
お店に行かずに簡単にできる、宅配買取もあります!
貴金属ではないアクセサリー類はフリマでじっくり高値を狙う
貴金属ではないブランドアクセサリーとは、金やプラチナを使っていない商品を指します。
主な素材は真鍮、ステンレス、エナメル、クリスタル、革などです。
ネックレスやブローチ、ブレスレット(バングル)などで多くみられます。
こうした商品は買取店では高値が付きにくいため、フリマで自分の納得のいく価格を付けて買い手を待つ方が良いでしょう。
買取専門店やリサイクルショップでは、ブランドバッグや財布類が主力商品になり、アクセサリーや雑貨類はあまり力を入れていないケースが多いです。
ブランド時計売るなら
ブランド時計は、買取専門店やブランド専門リサイクルショップがおすすめです。
時計は時計として機能していないと価値がありません。
ネットを通した個人間売買では「本当に整備しているのか」「正確に動くのか」と不安に思われて買い手がつきにくくなります。
特に外見にキズや汚れなどが見られる場合、その機能まで疑われやすくなり、ネットでの売買は不利です。
査定員のいる店であれば、正確にコンディションを見て、買取相場に合った価格を付けてくれます。
オーバーホールをしていないもの、ジャンク品なども受け入れる店も多くみられます。
超ハイブランド売るなら
超ハイブランドを売るなら、商品のジャンルによって区別を付けましょう。
同じブランド物でも、商品によって有利な売り方は違います。
ブランドバッグ・財布を売るなら専門店で
高級なハイブランドのバッグや財布を売るなら、中古買取専門店やブランド専門のリサイクルショップがおすすめです。
理由は、慎重な査定によって中古買取相場に応じた適切な価格を付けてもらえるためです。
革や布のバッグや財布は、ネットの個人間売買ではコンディションが買い手に伝わりにくく、真贋も含めて信用度も低くなります。
そのため、思ったよりも高値で売れない、買い手がなかなかつかないことも起こります。
バッグや財布は長く売れなければ経年劣化のリスクが高まるものです。
そのため、良いタイミングで売り抜けることも重要となります。
雑貨を売るならフリマ・オークションで
ブランド雑貨は、超ハイブランドであっても買取専門店などでは高値が付きにくいことがあります。
そのため、バッグや財布以外のブランド雑貨、小物類は自分でフリマやオークションサイトなどを使った方が良いでしょう。
また、バッグのような大物は送料も高くなりますが、キーホルダーなどの小物であれば送料を抑えられ、利益も出しやすいです。
衣類を売るならフリマで
ブランド衣類を売るなら、自分の売りたい価格で出せるフリマがおすすめです。
衣類はブランドに関係なく、サイズがあるためその商品が合う人が限られます。
そのため、店での買取では高値をつけにくい傾向です。
また、オークションサイトもタイミングによってサイズの合う人がおらず、安値で落札されるリスクがあります。
フリマであれば、自分で価格を付けておき、欲しい人が現れるまで待つことができます。
ルイヴィトンやグッチ売るなら
ルイヴィトンやグッチのような人気有名ブランドを売るなら、コンデション次第と商品ジャンルの両面から売り方を選びましょう。
バッグや財布の美品を売るなら個人間売買で
人気ブランドのバッグや財布の中でもコンデションの良いものを売るなら、個人間売買がおすすめです。
個人間売買では自分の好きな価格で売ることができます。
綺麗な状態を画像で示すことができれば、高めに価格設定しても売れやすくなります。
ただし、自分の設定した価格で売れない場合には価格設定が大幅に間違っている可能性があります。
相場を知るためにも、買取専門店などで査定をしてもらいましょう。
劣化があるバッグや財布を売るなら中古買取専門店で
使用による傷や汚れ、へたりなどが多少でも見られる場合には、中古買取専門店がおすすめです。
画像からでも劣化が見られると、個人間売買では人気が落ちます。
また、多少でも劣化が見られると、「他の部分もキズがあるのでは?」と疑われ、買い手がつかないこともあります。
そのため、きちんと現物を見てプロが査定してくれる店の方が適切な価格が付きますし、きちんと売れます。
衣類・靴・雑貨を売るならフリマで
人気ブランドの衣類や靴、雑貨は、ハイブランドでも紹介した通り、買取店より個人売買の方が高値になる可能性があります。
ただし、旬の過ぎたブランドや季節外れの衣類(夏に冬物を売るなど)はなかなか売れません。
早めの処分を希望する際には、買取専門店の方が安心です。
劣化がある衣類・靴を売るなら専門店で
使用に問題ない範囲でも、劣化が見られる衣類や靴などは個人間売買ではなかなか高く売れません。
そのため、買取専門店もしくはブランド専門のリサイクルショップの方が売りやすくて安心です。
衣類の売れ行きは流行を顕著に反映しますし、長く保存しているとさらに劣化が進みます。
使わなくなったら速く売り抜けることを考えた方が良いでしょう。
中堅ブランド売るなら
有名ブランド以外の海外中堅ブランドは、個人間売買がベターです。
ただし、中古はそこまで高い価格では売れないため、大きな商品は送料が高くなるのが気になるかもしれません。
その際には、大手リサイクルショップなどが近所にある場合には、一度査定をしてもらい、納得できたらそこで売ってしまうのもアリです。
また、いくつも商品があるなら、まとめて宅配査定や訪問査定を受けてみても良いでしょう。
国内ブランド売るなら
国内のブランドは、個人間売買がおすすめです。
買取店やリサイクル店では高値にならないことが多く、コンディションの悪いものは価格すらつかない(売れない)こともあります。
個人間売買でも流行が去ると売れなくなるため、使わなくなったらできるだけ早めに売り抜け、売れ残りを防ぎましょう。
ブランド品は人気やコンディションで売り先を決めよう
使わなくなったブランドバッグや財布、アクセサリーなどを売りたい時は、売り先を商品ジャンルやコンディションごとに選びましょう。
ブランド物といっても、ブランドのランクや人気、商品ジャンルによって中古相場は大きく異なり、中には高値が付きにくいものもあります。
しかし、買取店や個人間売買など、売り方によって少しでも高く売ることは可能です。
せっかくの高額なブランド品ですから、売る時もベストを尽くしましょう。
売り先の特徴をしっかりと掴むことで、どこで売ったら良いかが分かります。