せどりには、電脳せどりと店舗せどりがあります。
どちらも安く仕入れて高く売る仕組みは同じですが、やり方が異なります。
せどりをやってみたい人はどちらが向いているか知ってから始めることをおすすめします。
電脳せどりと店舗せどりの違いとは
電脳せどりと店舗せどりは異なる特徴を持っています。
2つのせどりは、パソコンや店舗など、仕入れ方法に違いがあるため、自分がやりやすい方を選びましょう。
電脳せどりはネット完結
電脳せどりとは、電脳=パソコン(インターネット)を駆使したせどりです。
具体的に言えば、ネットで仕入れてネットで販売するせどりを指しています。
仕入れ先はいろいろなサイトですが、販売先はAmazonをメインに使う人が多いようです。
すべてをネットで済ませることができ、自宅やスマホでも売買できます。
店舗せどりは実店舗とネット
店舗せどりは実店舗で仕入れをし、ネットで販売するせどりです。
仕入れだけをリサイクルショップや家電量販店などで行い、売買はネットだけでは完結しません。
仕入れでは、自分で店へ出向いて商品を購入します。
やはり販売先はAmazonメインの人が多めです。
どちらもネットは必要
電脳せどりでも店舗せどりでも、商品を売るのはネットショップやフリマサイト、オークションサイトです。
そのため、店舗せどりであってもネット環境は必要となります。
どちらのせどりでもスマートフォンやパソコンなど、インターネットを使えないと売れません。
電脳せどりのメリット・デメリット
電脳せどりには、その仕組みによって店舗せどりに比べて良い点と劣る点があります。
電脳せどりのメリット
電脳せどりのメリットはネット完結でき、気軽に売買できる点です。
インターネットでリサーチして仕入れて販売することができれば、スキマ時間の片手間作業でも稼げます。
電脳せどりのデメリット
電脳せどりのデメリットは、仕入れの前に自分の目で商品を確かめられない点です。
ネットでの仕入れでは、商品の確認をモニター上でしかできません。
買う前に、手に触れて臭いを嗅いで確かめることは不可能です。
そのため、実店舗での仕入れに比べると状態や動作の見落としが起こりやすく、不良品を仕入れるリスクが高まります。
店舗せどりのメリット・デメリット
店舗せどりのメリットとデメリットは、電脳せどりの逆となります。
店舗せどりのメリット
店舗せどりのメリットは、商品を実物を見ながら仕入れられることです。
商品をくまなくチェックし、動作確認も自分でできるため、不良品をうっかりつかまされることがありません。
中古品も状態を理解した上で仕入れ価格を検討できるので、難ありの商品を高値掴みする心配がありません。
店舗せどりのデメリット
店舗せどりのデメリットは、店へ仕入れに出かける手間や時間がかかることです。
また、商品を持ち帰るのに自動車を使えば、ガソリン代などが余計にかかります。
電脳せどりと店舗せどりのどちらがおすすめ?
電脳せどりと店舗せどりは、人によって向き不向きがあります。
せどりを始めるならば、どちらが向いているか自分との相性を検討しましょう。
電脳せどりが向いている人と店舗せどりが向いている人のタイプを分類しました。
電脳せどりが向いているのはこんな人
電脳せどりは、ネットで仕入れてネットで売る、ネット完結のせどりです。
そのため、ネット環境を生かして稼ぎたい人におすすめです。
ネットやアプリ・ツールに抵抗感がない人
電脳せどりは、基本的には誰でもできますが、どちらかと言えばネットやパソコンの機能に抵抗感のない人の方が向いています。
向いているのはこんな人
- ネットショッピングに抵抗がない人
- インターネットやPCが得意な人
- PCを駆使して情報収集できる人
最初はできなくても構いませんが、新しいアプリなどにも好奇心を持って接し、抵抗なくチャレンジできると電脳せどりをより楽しめます。
仕入れに行けない・行きたくない人
ネットで仕入れる電脳せどりが向いているのは、店に行って仕入れをしたくない、できない人です。
できない理由はいろいろありますが、以下のような人はネット完結がおすすめです。
向いているのはこんな人
- 仕入れに出かける暇がない人
- スキマ時間に稼ぎたい人
- マイカーを持っていない人
- 近隣に仕入れ先がない人
- 店員と話しをするのが苦手な人
店舗せどりが向いているのはこんな人
店舗せどりに向いているのは、外出できる人、ネットより実店舗で商品を見たい人です。
仕入れに出かけられる人
フットワークが軽く、時間にも余裕があり、仕入れに出るのが可能でないと、店舗せどりは機能しません。
そのためには以下のような条件が求められます。
向いているのはこんな人
- マイカーがある人
- 交通網の充実したエリアに住んでいる人
- 仕入れに使える店が近所にある人
- 仕入れに使える休日がたっぷりある人
- 仕入れに使える体力があり余っている人
周辺環境と自分自身の状況のどちらかが適合しないと店舗せどりは難しいでしょう。
実物を見て商品を仕入れたい人
商品の実物を見て商品を仕入れることは、店舗せどりでなければ不可能です。
店舗せどりは昔ながらのせどりで、ネットに慣れていない人でも比較的やりやすくなっています。
向いているのはこんな人
- ネット情報を信用できない人
- ネットが苦手な人
- 陳列棚から掘り出し物を見つけるのが好きな人
- 動作確認など現物の確認が必要な商品を仕入れたい人
自分に向いているせどりの方法を選んで
電脳せどりと店舗せどりは、それぞれにできることとできないことがあります。
せどりを始めたい人は、まずは自分に向いている方法を選んでみましょう。
また、仕入れ方法はネットと店舗を併用することも可能です。
どちらか迷ったら、電脳せどりと店舗せどりの良いところ取りするのも良いかもしれません。