年収アップを目指して転職する人は多いですが、それが成功する人ばかりではありません。
年収が上がる転職ができる人とそうでない人との差は、求人の探し方とスキルの使い方。
転職で上手に年収アップを果たした人の多くは、自分の持っているスキルを適材適所に生かして、求人を選び、面接でアピールしています。
今のあなたのままで、転職して年収アップしたいなら、求人探しからスキルの使い方まで今一度見直してみましょう。
年収アップしたいなら求人探しが重要!
年収アップしたい人は、まずは求人探しを徹底的に行いましょう。
年収アップのために必要なのは、自分を高く買ってくれる市場です。
今の業界よりも年収レベルの高い業界を狙う
年収アップを目指すなら、今いる業界よりも年収レベルの高い業界へ移ることをおすすめします。
同じ業界では大体平均年収は横並びで、転職で一からスタートすれば年収ダウンさえ可能性があります。
そこで一念発起、自分のいる業界を去り、より年収レベルの高い業界を目指しましょう。
平均年収の高い業界ならば、初任給からアップすることもあり、さらに将来の見通しも明るくなりそうです。
今の職種よりも年収レベルの高い職種を狙う
今の職種に思い入れがないなら、思い切って別の職種にチャレンジするのもおすすめです。
事務職など、実質的に売上に直結していない仕事はどちらかというと年収が低くなりがち。
高収入を目指すなら、営業や専門職などがねらい目となります。
また、事務は事務でも一般事務ではなく、経理や人事など、専門性の高い事務職を目指すのも良いでしょう。
転職成功しやすい業種・職種とは?年収の上がる転職・未経験でもイケる転職
未経験の業界・職種でも戦える!ポータブルスキル発動!
今の年収に不満があり、給料を上げたい人は、新しい業界や職種に新天地を求めることは大切です。
しかし、そうなると心配なのが「未経験でも採用されるか?」の問題。
その際に自分を助けてくれるのが、これまで培ったポータブルスキルです。
最大の味方!PCスキル
マイクロソフトのオフィスなど、企業で使用するソフトを使える人は、異業種や異職種でも重宝されます。
多少は使えるという人は多いため、できれば資格を取得しているとより高評価です。
アピールポイントとして、前職で何の仕事のためにどのソフトをどのレベルで使用していたか、まとめましょう。
新分野でも怖くない!情報収集スキル
情報収集やデータ分析スキルは、情報化社会において必須とも言えます。
スピーディーにまとめて、要領よく報告、発表できるとより高評価です。
アピールする際には、前職でどの分野の情報収集をしたか、どれくらいの期間でどれくらいのボリュームの情報を処理できるか、まとめましょう。
意外と見逃しがち?コミュニケーションスキル
誰でも持っていると思われがち、しかもアピールすることを忘れがちなのが、コミュニケーションスキルです。
実は、コミュニケーションスキルも企業では高く評価され、アピールもポイントを押さえると面接で好印象を残せます。
ポイントは、コミュニケーションスキルで何を成し遂げたか明確にすることです。
「部署間の交流を深め、前年比で売上が○○パーセントアップした」
「連絡を円滑にすることで作業効率を〇パーセントアップした」
など、数字で表現できそうな部分は数字でアピールしましょう。
また、面接時に笑顔ではきはきと受け答えすることも忘れずに。
プラスアルファで喜ばれるスキルも!
上記のスキルのほかにも、持っていると上司から重宝されるスキルはいろいろあります。
たとえば、ペン習字などを習っていて文字をキレイに書ける人。
パソコン全盛期とはいえ、ちょっとしたメモは手書きが多く、字がキレイな人は一目置かれます。
また、立地や職種によっては運転免許を持っているだけでなく、運転し慣れていて上手なことなども大切です。
転職で重視されるスキルとは?年代別アピールポイントと自己PR例文
使いまわせるテクニカルスキルも
汎用性の高いポータブルスキルに対して、専門的である仕事をするために特化したスキルをテクニカルスキルと言います。
テクニカルスキルは、上記のような未経験の新天地ではムダになりそうな気がしますが、実は使いまわしが利くものが多いのです。
プログラマーのハイレベルなPCスキル
プログラマーが異業種、異職種に転職する際には、そのハイレベルなPCスキルがもてはやされます。
「もうプログラムはうんざり」と転職する人も多い業界ですが、異業種でもパソコン作業から100パーセント逃れるのは現実的に無理です。
それならば、自分のプログラマーとして磨いてきたPCスキルをほどほどに使いながら、別の仕事をする方向で転職しましょう。
事務でも営業でも、人事でも広報でも、とにかくPCスキルは使えます。
アピールする際には、プログラミングが分からない人でも理解できる言葉でスキルを伝えるようにしましょう。
英会話講師・翻訳者の語学スキル
英語をはじめとした外国語のスキルは、ある意味ポータブルスキルです。
専門家レベルでなくても、ある程度は求められます。
事務でも営業でも、それ以外の部署でも何かと重宝しますし、特に国際社会を意識した企業であればより高く評価されるでしょう。
外資系企業なども、入社しやすくなります。
資格やTOEICのような点数でスキルを示せるものを職務経歴書に書いておきましょう。
営業マンのプレゼンテーション、マーケティング能力
営業マンだった人のプレゼンスキルやマーケティングスキルも、ほぼポータブルスキルのようなものです。
どの部署や職種であっても役立ちますし、そもそも面接時に自分を売り込むのに使えます。
営業以外で生きていく場合でも、分析や資料作成で役立つかもしれませんし、肌に付いたプレゼン力は上司や同僚などとの交渉や会議の場でも自然と生きてくるでしょう。
スキルを使いこなして年収アップ転職を
年収アップさせようと思って転職を目指しても、やみくもに仕事を探すだけでは年収が上がることはありません。
自分の今持っているものをフル活用して、高く売れる市場で自分を高く売り込みましょう。
そのためには、ポータブルスキルと汎用性の高めなテクニカルスキルが役立ちます。
「このスキルは役に立たないよ」と感じるものでも、スキルと目指す職種を深く掘り下げてみると、関連性を見つけられることがあります。
自分でスキルを掘り下げられない、自分に何が向いているか分からない人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
まずはカウンセリングで転職の相談だけでもしてみましょう。