さ行で始まる仕事・ビジネス関連用語の意味や使い方、語源などを解説しています。
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さ
在宅勤務
テレワークの一種。
自宅でパソコンを使うなどして会社の仕事をすること。
会社の上司の指示を受け、会社の業務を果たす会社員の働き方のひとつ。
テレワークとは?リモートワーク・在宅勤務との違い・メリットデメリットなど
財務諸表(ざいむしょひょう)
会社の1年間の財政状態と経営成績をまとめたもの。
損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書は財務三表。
それに「利益金処分計算書」「附属明細表」を加えたものをいいます。
採用
採り上げて用いる。
必要な人材を選んで従業員として取り入れること。
正社員だけでなく、バイトやパート社員でも。
採用担当者、人事採用、採用試験、中途採用
裁量労働制(さいりょうろうどうせい)
労働時間に縛られないで、従業員が自分の裁量で働き方を決められる労働時間制度。
法定労働時間などの制約はあるけれど、それ以外では残業や遅刻、早退などの概念はありません。
裁量労働制はリスクが多い?制度の仕組みと対象の仕事や労働者・問題点
サスティナブル
「持続可能な」という意味の言葉。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)の「S」がサスティナブルの頭文字。
豊かさの追求と地球環境の保全を両立させ、みんなが幸せになれる「サステナブルな世界」を目指す開発目標がSDGsです。
36協定・三六協定(サブロクきょうてい)
労使協定の一つであり、労働基準法36条に関する内容。
時間外労働や休日労働について、労働者と使用者(経営者のこと)の間で約束事を取り決め、文書にまとめます。
企業が労働者に、法定労働時間である1日8時間・1週間40時間を超えて労働(残業)させたい時に締結します。
ただし、時間外労働の分は割増賃金、時間の上限は月45時間、年360時間。
臨時的な特別な事情があっても、年720時間以内、時間外労働と休日労働の合計が月100時間未満などの上限はあります。
3年ルール(派遣社員)
2015年に改正された労働者派遣法によって新たに定められたルール。
派遣を使う会社側のルールで、3年を超えて同じ事業所の同じ部署で同じ派遣社員を受けることができないというもの。
つまり、派遣社員は3年を超えて同じ事業所の同じ部署で働けません。
この他にも、事業所単位の3年ルールとして、一つの事業所で派遣社員を受けるのは3年が上限というものもあります。
救済措置もありますが、派遣切りの温床としてあまり評判が良くないルールです。
し
時間外労働
法定労働時間を超えた労働のこと。
いわゆる残業。
時間外労働をさせるには、企業は労働者と36協定を結ぶ必要があります。
時間外手当
時間外労働に支払われる手当。残業代。
労働基準法では、時間外労働には割増賃金が支払われると決まっています。
割増率は基礎賃金の1.25倍。
※1ヶ月に60時間を超える時間外労働は、法定割増賃金率が50%に引き上げ。
士業
弁護士や税理士、司法書士など、「士」がつく職業のこと。
看護師や教師など、「師」のつく仕事は除外。
士業は、比較的難関資格が必要な仕事が多く、年収も高い印象ですが、個人経営の場合にはあまり経営がうまくいかないこともあるようです。
社会保険制度
社会保障制度のひとつ。
病気やケガ、加齢、障害や失業などに備えるもの。
相互扶助の理念のもとに、対象となる国民からお金を集め、必要になった人を助けるために使います。
以下の種類の保険制度を合わせたもの。
社内失業
会社に雇用されているにもかかわらず、仕事を与えられず何もすることがなくなった状態。
パワハラや自己退職に追い込むためなどで故意に行われることもあります。
職務経歴書
履歴書とともに求人応募企業に提出し、自分のこれまでの就労経験を知ってもらうための書類。
就職や転職の履歴を履歴書よりも詳しく記載し、実際に経験した実務や獲得したスキルなどをアピールします。
中途採用では必ず必要とされ、企業も重要視しているため、十分に吟味して作成することが大切です。
ジョブホッパー
短期間で転職を繰り返す人のこと。
仕事をピョンピョンと渡り歩くから「job(仕事)」「hopper(ピョンピョン跳ねるもの)」。
3年以内の転職を何度も繰り返すのが目安。
明確な定義はありませんが、20代で3回以上、30代以上で5回以上の転職歴があると人事からはジョブホッパーと見られます。
ジョブローテーション
人材戦略、人材研修の一種。
人材育成計画に基づいて、戦略的に行う人事異動のこと。
職種を変更しつつ異動させることで、さまざまな場所で経験を積み、会社全体を見通せるようになります。
また、その人に合った部署や仕事を見つけやすくなります。
ただしスペシャリストにはなりにくいデメリットも。
白色申告
確定申告の方法の一つ。
簡易的に行える申告方法ですが、節税効果が低くなります。
継続的な事業をしている場合には青色申告の方がおすすめです。
新卒採用
学校卒業と同時に採用される求人枠、採用される人を指す言葉。
新卒採用の就職活動は、在学中に行い、卒業した年の4月から入社します。
即戦力にはなりませんが、将来の会社の担い手として一から育てていき、長く活躍することが期待されています。
同期が多いため、仲間意識やライバル意識でともに成長できる環境です。
既卒、中途採用にくらべ、研修なども充実しています。
深夜労働
22時~翌5時に勤務すること。夜勤、深夜勤務。
深夜手当
労働基準法でも認められている深夜の割増賃金。
基本給の1.25倍。
時間外労働で深夜勤務の場合には、1.25(1.5)×1.25×「基本給の時給換算」
休日の深夜勤務では、1.6倍で計算。
す
スカウト
登録している求職者の条件を見て、興味を持った企業から、引き抜きや積極的な採用を目的に連絡を取ること。
最初から前向きな採用を考えており、優先的に面談などを行います。
類似する言葉にオファーがありますが、企業側の優先度が違います。
※ただし、転職サービスによってはオファーとスカウトの意味が同じこともあります。
隙間産業(すきまさんぎょう)
大企業が目をつけていない小さい市場の産業。
これまで注目されなかった新しい産業。
同じ意味でニッチビジネス、ニッチ産業ともいいます。
少し似ているものにブルーオーシャンがあります。
スキル
技能、高度で技術的な能力。
先天性ではなく教育や訓練を通して得た能力。
ビジネススキルには、ポータブルスキルとテクニカルスキルがあります。
転職で重視されるスキルとは?年代別アピールポイントと自己PR例文
ポータブルスキル
持ち運びできるスキル。
職種や業種、環境にかかわらず生かせるスキルのこと。
汎用スキル。
テクニカルスキル
業務を遂行するために欠かせない専門スキル。
職種によって必要なテクニカルスキルは異なります。
ステークホルダー
企業を取り巻くすべての利害関係者のこと。
株主・経営者・従業員・顧客・取引先・金融機関・行政機関・各種団体まで。
利害が一致していないステークホルダーもいます。
せ
せどり
小売店や一般消費者から購入(仕入れ)したものを売って利ザヤを稼ぐこと。
古書の取引が語源。競取り・背取り(=背表紙を見て取る)
メーカーや卸業者から小売店が仕入れて消費者に売るのは、普通の物販(商売・流通)。
商流の下流で行われるため利益が出にくく、損をすることもありますが、副業として手軽にできることから人気に。
違法ではないものの、あまり好ましく思わない小売業者も多く、せどり業者を排除しようとするECモールもあります。
専従者
個人事業主の家族従業員のこと。
個人事業主が、生計をともする配偶者や15歳以上の親族を雇う場合に使用します。
専従者給与
家族従業員への給与。
専従者給与を全額経費にするためには、青色申告や届出を行う必要があります。
そ
ソリューション
問題解決、解決策を提案すること。
ソリューション営業とは、顧客の問題を解決する提案をする営業活動のこと。
損益計算書
会社の利益や損失を見る財務諸表。
営業利益(会社の事業の売上による利益)やそれ以外の受取利息や雑収入等、何で儲けたか、または、どんな損失が出たか、詳しく書かれています。