会社員として働いていて、ふと思うこと。
そんな不満がふと頭に浮かんだら、自分で好きなビジネスをしてみませんか?
会社員が自分でビジネスをするには、会社を辞めて独立起業するか、会社に勤めたままで副業するか、選べます。
自分に向いているのは独立か副業か、メリット・デメリットを比較してみましょう。
独立起業か副業か迷ったら・・・
会社員が独立起業か副業か迷ったら、自分にとって守りたいものや譲れない条件などを優先して選びましょう。
家族構成や現在の職場環境、将来の展望など、自分のライフスタイルや働き方の希望に合うことが重要です。
また、どちらにもリスクもあるため、自分が許容できる範囲のリスクを取ることも大切になります。
そういった点を見極めるためには、メリットとデメリットを比較するのが一番手っ取り早い方法です。
自分の人生や求めるものに合っているかどうかは、メリットを見ると分かります。
また、デメリットを許容できる、もしくは解消できる自信があることも大切です。 |
どちらを選んでも悔いが残らないように焦らず冷静に判断し、また、決断する前に安易に動くのは避けましょう。
独立起業のメリット・デメリット
独立起業したいと思ったら、副業と比較した際のメリットとデメリットを比較してみましょう。
独立起業のメリット
独立起業のメリットは、全ての時間を事業のために使えて、他からの邪魔が入らない点です。
また、副業とは違って大っぴらにしやすく、周囲からの理解や応援ももらえます。
事業に専念できる
独立起業の良さは、事業一本に集中することができる点です。
副業やプチ起業では、事業は片手間、空いた時間を活用するしかありません。
しかし、独立起業してしまえば、本業がその事業になり、本業と副業のはざまで悩むこともなくなります。
事業に専念できれば、実務的な作業も捗りますし、経営計画などを考える十分な時間も取れます。
昔の同僚や取引先が味方になる
独立起業は、勤務していた会社などを退職して事業を始めることです。
そのため、副業禁止や同僚の妬みなどに悩むこともなくなり、反対に上司や同僚、取引先などが良い味方になることもあります。
相談相手になるかもしれませんし、将来的にクライアントになるかもしれません。
また、元勤務先と取引先を取り合うのはおすすめしませんが、会社の取引先も口利きなど何らかの形で協力してくれるかもしれません。
ただし、退職するまで会社や取引先と良好な関係を築いてきたかどうか、会社自体が良い会社かで状況は変わります。
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独立起業のデメリット
独立起業のデメリットは、不安定さです。
会社勤めをしていればなかったはずの苦労をするかもしれません。
収入が不安定になる
独立起業の大きなデメリットの一つは、会社という大きな既存の収入源を失うことです。
独立起業のためには、事業資金はもちろん、事業が軌道に乗るまで自分や家族が暮らしていくための生活費も必要となります。
副業であれば、会社からの給料も途切れませんが、独立起業では一時的にせよ収入がなくなります。
また、事業は成功するとは限らず、一時的に儲かったとしても一転、赤字になる可能性もあります。
よほど事業が軌道に乗らない限り、不安定さはついて回るのが独立起業です。
生活リズムが崩れやすい
独立起業したばかりのスタートアップ時期は、創業者は無理をしがちです。
事業に専念できるのは結構なことですが、朝から晩まで仕事に打ち込み、体を壊す恐れがあります。
会社員であれば、始業と終業があり、副業の場合でも本業をないがしろにはできないため、ゆとりの範囲で働くことになるでしょう。
ところが独立起業の場合、誰も止める人はおらず、就業規則もないため、無茶苦茶に働きがちです。
副業のメリット・デメリット
副業は本業の傍らで行う仕事で、独立起業には敵いませんが、事業を起こして働く人もいます。
これを最近では「プチ起業」と呼ぶこともあります。
起業や収入アップを目指す人の中には副業として始める人も多いですが、こちらも独立起業と比べてメリットだけでなくデメリットもあるため要注意です。
副業のメリット
副業のメリットは、本業と併用できる点です。
独立起業の不安定さをカバーしつつ自分にやりたい事業を叶えられます。
本業の安定性と事業の楽しさを両立
お金や身分を安定させたままで、好きなことで副収入を得られるのが、副業の良さです。
副業は、会社員などの本業の傍らで営むことができます。
本業では生活費などの必要なお金を安定的に稼ぎ、副業では自分の夢を叶える事業や興味ある仕事をすることが可能です。
働き方・稼ぎ方の調節がしやすい
副業は、あくまでも本業のサブであり、収入源としての重要度も本業の次です。
そのため、独立起業のように生き残りをかけて働く必要はありません。
自分のできる範囲で働き、「今月は仕事をセーブしよう」「今月は金欠だから○○円を目指そう」など、働き方をコントロールできます。
家族サービスやデート、趣味の時間などを優先することもでき、それでいて本業の収入があるから生活には困りません。
副業のデメリット
副業にはメリットだけでなくデメリットもあります。
独立起業の自由さはないので、本業とのはざまで窮屈に感じたり困ったりするかもしれません。
時間が少なく働き足りない
副業のデメリットは、それに割ける時間が少ない点です。
独立起業の場合、働く時間の全てを事業に費やせますが、副業の場合には本業の合間しかありません。
平日勤務の会社員では、平日の退勤後や土日などの休業日、長期休暇くらいです。
事業が順調に進み、もっと働きたいと思っても、本業を疎かにはできず、思うように働けません。
本業の同僚から妬まれる可能性も
副業を認める会社も増えてきましたが、だからといって同僚や上司が手放しで自分の副業を応援してくれるとは限りません。
副業をやっていると知られたら、嫉妬されて、邪魔されたり揶揄されたりすることもあります。
独立起業であれば「がんばれよ」と応援してくれる人は多いでしょう。
それは、この先の苦労が想像できるからでもありますし、会社員の自分とは違う立場になるからでもあります。 副業の場合「自分と同じ立場なのにコイツだけ儲けていていいな」という悪い気持ちが出てくるため、素直に応援できないことがあるのです。 人間は業の深い生き物ですね。 |
独立起業か副業か、決め手はリスクの許容範囲
独立起業か副業かで迷ったら、メリットとデメリットを比較して、自分に向いている方を慎重に選びましょう。
メリットはもちろんですが、特に意識したいのはデメリットです。
起こりえるリスクを想定し、どちらであれば自分が許容できるか、克服できるか検討してみましょう。