プチ起業したい人は、どんな仕事を始めればいいか選ぶことが必要です。
自宅でスキマ時間にできる仕事、大きな資金が要らない仕事など、プチ起業に向いている仕事には特徴があります。
プチ起業向きの仕事をジャンル別に紹介するので、自分に合っている内容を探してみましょう。
好きなことを仕事に選べるのもプチ起業の良さ!
プチ起業の具体的な種類
プチ起業は、あくまでも規模の小さい(プチ)事業を起こすことです。
基本的には一人でできること、莫大な資本も大きなオフィスもいらないことがプチ起業に向いています。
ECサイトで商品販売
プチ起業として販売業を営むなら、ネットショップやECモール出店がおすすめです。
実店舗が要らないため、貸店舗の契約なども必要ありません。
ハンドメイド品の制作・販売
ハンドメイド品の制作・販売は、趣味と実益を兼ねたプチ起業です。
アクセサリーやファッションアイテム、工芸品などを作り、販売します。
ネットショップは無料で作成できるサービスもあるため、製造コストのみで始められます。
作品ができたら画像を撮影してネットショップにアップロード、買い手がついたら商品を発送します。
せどり
自分で商品を持たない人も、商品を仕入れて販売できます。
せどりとは、小売店から商品を安く購入して高く売る、いわゆる転売です。
ネットショップや家電店、ディスカウントストアなどで仕入れた商品を、アマゾンなどのECモールに出品して売ります。
中国などから商品を仕入れて販売する輸入転売もあります。
アフィリエイト
アフィリエイトは自分が仕入れたモノを売るわけではありませんが、物販に近い仕組みになっています。
自分のWEBサイトを作成し、そこに広告を載せて商品やサービスを購入してもらう仕事です。
自分のサイトの広告経由で商品やサービスを購入してもらったら、広告主から広告料が入ります。
在庫も持たず、ジャンルを問わず、自分の好きなことを発信しながら広告料を稼げる仕事です。
代行業・請負
代行業は、他社(他者)から仕事を引き受ける働き方です。
クライアントから指示を受けて作業をするところなどは、少し会社員(雇用)の働き方と似ていますが、どちらかというと「下請け業者」に近いものです。
WEBライター(ブログ代筆)
インターネットのサイトに掲載する記事を書くのがWEBライターです。
どこかの会社や誰か個人のWEBサイト・ブログに自分の文章が載るので、自己顕示欲が満たされます。
SNSクリエイター
SNSクリエイターは、他社(他者)のSNS発信を代行したり、アドバイスを行ったりする仕事です。
自身でも販促活動を行い、自分のSNS上でアフィリエイトを行うことがあります。
講師・コンサルタント
講師・コンサルタントは、手に職がある人、特定のスキルや知識がある人に向いています。
必要となるのは、自分の技術のみ。
それを多くの人に教えてお金を稼ぎます。
テキスト代や材料費、貸教室代などはかかりますが、参加費に含めて事前徴収すれば自己資金なしでも大丈夫です。
趣味の教室
手芸や料理、絵画など、あらゆる趣味の楽しみ方、技術を教える教室です。
自宅の空スペースを利用する、公民館などの貸し教室を借りるなどの方法で実施できます。
同好の士が集い、和やかな雰囲気で実施でき、自分も楽しめるプチ起業です。
セミナー
ビジネスや子育てなど、幅広いジャンルで知識やスキルを伝授する仕事です。
(今回紹介してきた仕事などについて教える「プチ起業セミナー」もアリです)
趣味の教室と同様に、公民館などで行えます。
アドバイザー
教室スタイルではなく、マンツーマン指導でスキルや知識を伝授する仕事です。
ビジネスや恋愛、婚活、ダイエット、プチ起業や副業など、さまざまなアドバイザーがあります。
直接会って相談するタイプ、ビデオ通話、チャット、Lineなどでオンラインで行うタイプなど、スタイルもさまざまです。
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プチ起業を成功させるためのポイント
プチ起業を成功させるには、いくつか考えておきたい点があります。
具体的な事業計画を立てる
プチとはいえ、起業は起業です。
まずは具体的な事業計画を立てましょう。
事業計画を作成することで、事業としての収益性などを冷静に考えることができます。
本業に支障のないように働き方をコントロールする
プチ起業は、会社員や主婦業など、本業の傍らで行うものです。
しかし、プチ起業が順調に進むと、本業よりも楽しくなってしまう、本業がおろそかになってしまうことがあります。
将来的に独立を目指しているとしても、会社員が本業である間は、力の配分をコントロールして、会社の仕事に支障が出ないようにしましょう。
焦らず長い目で見る
プチ起業は、本業の傍らで行うため、なかなか事業が進まないこともあります。
また、仕事の内容によっては成果が出るまで時間がかかるものもあるでしょう。
そのため、短期間ですぐに上手く行くとは考えずに、コツコツと根気よく続けていくことが大切です。
プチ起業を始める際の注意点
プチ起業を始める際には、本業に支障が出ないように、また納税の義務などを無視しないように注意が必要です。
本業の職場の就業規則に背いていないか
本業で会社員(特に正社員)をしている場合、会社の就業規則に注意が必要です。
就業規則で「副業禁止」となっていたら、プチ起業も原則的にNGとなります。
どうしてもやってみたい人は、信頼できそうな上司などに相談してみましょう。
就業規則で禁止されていても、法律では会社員の副業はOK、近年ではむしろ推奨する動きとなっています。
事業を開始するなら開業届が必要
継続性のある事業を行う場合、原則的に開業届が必要です。
ただし、副業にも近いプチ起業の場合、収入があったとしても少ない、もしくは継続的ではないため出さなくても問題ないこともあります。
所得が20万円以上ある場合は確定申告が必要
所得が20万円以上になったら、確定申告も必要となります。
収入から経費を引いた額が所得です。
最初はそれほど収益が出ないことも多いものですが、売上が好調な場合には1年間の所得を計算しておきましょう。
所得額が多いのに確定申告をしないと無申告(納税義務を怠った)ということになり、後から余分に課税されることがあります。
プチ起業にチャレンジ!
プチ起業したい人は、自分に向いていそうな事業を探してみましょう。
ここで紹介しただけでなく、起業のアイデアは無限です。
自分の好きなこと、やってみたいことの実現と収入アップを目指せます。
少ない時間で進めるため、すぐに大きな成果が出ることはありませんが、コツコツ行動を続けることが大切です。