「リサイクルショップで働きたい!」そう思ったら、自分がリサイクルショップで勤務できるのか詳しく分析してみましょう。
リサイクルショップはやりがいもありますが、思わぬトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
また、勤務時間や労働条件が合わないこともあるため、条件面の検討も十分に行いましょう。
リサイクルショップで働くメリット・デメリット
リサイクルショップ店員は、楽しくもあり大変でもある仕事です。
メリットに魅力を感じ、デメリットを乗り越えられれば、リサイクルショップ店員は天職となるでしょう。
リサイクルショップで働くメリット
リサイクルショップで働くメリットは、やはりやりがいと仕事の面白さです。
販売だけではないからこその楽しみがあります。
買取査定の知識が身に付く
リサイクルショップで働くことで、買取査定の知識が身に付きます。
査定の知識は、商品に値段を付けるというだけでなく、さまざまなことに役立つものです。
ファッションや流行に詳しくなったり、機械技術や美術など、趣味の分野の知見を広められたりもします。
また、商品の価格相場を日々追うことで、時代のニーズや景気なども肌で感じられます。
SDGsに役立っている気持ちになれる
リサイクルショップは、ものを捨てずに再利用する仕組みを支えるお店です。
この仕組みはSDGsにも関係しており、リサイクルショップで働くことによって自分も地球環境や社会貢献に役立っていると感じられます。
地球や社会に良い職場で働けることは、やりがいや自信にもつながります。
刺激的な体験ができる
リサイクルショップでは、日々さまざまなお客様が来店します。
さまざまなお客様と接し、さまざまな買取商品と接することは、刺激的な体験です。
特に買取査定では、多くのお客様は商品とともに思い出も携えて来店します。
接客している間には、そういった思い出に触れることも多いものです。
また、とんでもない商品を持って査定に来るお客様もいて、毎日がエキサイティングです。
嫌なこともありますが、少なくとも飽きない職場とは言えるでしょう。
リサイクルショップで働くデメリット
リサイクルショップで働くデメリットは、接客業であるが故のものもありますが、買取店だからこそのものもあります。
買取金額に納得いかないお客様から怒られることがある
リサイクルショップでは、買取査定という業務があるおかげで、少しクレーム対応が多めです。
買取査定では、スタッフが決めた買取価格に納得がいかないお客様が怒ったり不機嫌になったり「責任者を出せ!」となったりすることがあります。
販売価格に気に入らない人は買わないだけですが、買取査定では価格に気に入らない人から文句を言われやすいのです。
ほぼ立ち仕事で肉体的にも疲れる
リサイクルショップではほとんどの時間が店内の見回りや接客などの立ち仕事となります。
そのため、肉体的な疲れがたまりやすく、足のむくみが気になったりします。
土日や祝日は休みにくい
リサイクルショップは土日祝日など、一般の人がお休みの時が稼ぎ時となります。
お客様も増えて忙しいため、土日祝日は休みを入れにくい傾向です。
店内で責任ある立場になっても、土日祝日はおおむね勤務となるでしょう。
リサイクルショップ店員に向いている人
リサイクルショップで働きたいと思っても、デメリットが辛すぎて勤まらないこともあります。
自分がリサイクルショップに向いているか、慎重に判断してみましょう。
勉強熱心で新しいことに挑戦できる人
リサイクルショップには、勉強熱心で査定の知識や商品知識などをどんどん吸収できる人が向いています。
入社すると、基本的な査定のやり方を研修しますが、それだけでなく日々の業務の中でも学ぶべきことは多いものです。
またさらに、時間とともに変わる中古市場の相場にもアンテナを張り続けなければいけません。
ブランドや家電・PCなどで得意なジャンルがある人
何らかの商品ジャンルに長けている人も、リサイクルショップで働くのに向いています。
特に、リサイクルショップで扱うことが多く、専門知識が必要なのは、ブランドや家電、PCやゲーム、カメラ用品などです。
こうしたジャンルが好き、知識が豊富な人は、査定について学ぶ土台ができているため、買取業務にもなじみやすくなります。
反対に、知識がない人の場合には商品名や部品の名前など、基本的なことから学ばなければいけません。
クレーム対応が得意な人
特に買取査定の際には、自身の持ちこんだ商品の査定額に不満を持つ人が一定の割合で現れます。
そのため、「こんなに安いのはおかしい」「もっと高く値段を付けろ」といったクレームにも柔軟に対応できる人が向いています。
「クレーム対応が好き」という人は珍しいですが、少なくとも「問題なく対応できる」「人をなだめるのが上手い」と思える人なら安心です。
一定数のクレームはもう避けられないことなので、それに耐えうるストレス耐性も強い方がいいですね。
体力・精神力がある人
リサイクルショップでは、勤務中はほぼ立ち仕事ですし、査定ではお客様と根気よく説明や交渉をしなければなりません。
そのため、体力も精神力も充実している人の方が安心です。
1人で高額査定を任された場合などは、決断力も試されます。
平日休みでも問題ない人
リサイクルショップは接客業であり、原則土日祝祭日は稼ぎ時となります。
そのため、土日休みの勤務体制を敷いている店はありません。
リサイクルショップで働くなら、平日休みが基本となることは必須です。
また、正社員もアルバイトもシフトで勤務することが多く、早番や遅番などで勤務時間が毎日変わる可能性があります。
リサイクルショップはやりがいもスキルも得られる魅力的な職場
リサイクルショップは、向いている人にはとことん楽しくて、充実した働き方ができる職場です。
デメリットも十分に認識しつつ、楽しく無理なく働けるかどうか検討してみましょう。
また、勤務条件が合わないけど、どうしてもリサイクルショップに関係したい人は、ショップ内の店員ではなく事務や内勤の求人も探してみましょう。
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